
【Thienot ティエノ 】
1985年にアラン・ティエノ氏によって設立された新進気鋭のシャンンパーニュ・メゾン。設立当初よりファミリーブランドとして位置づけ、独立性を維持。その情熱は現在娘のガランスと息子のスタニスラスによって受け継がれています。
現在ティエノはボルドーにも7社を束ねる大企業に成長。シャンパーニュにおいても他ブランド3社を指揮し、その中心のブランドがシャンパーニュ・ティエノです。
シャンパーニュ・ティエノは27ヘクタールの畑を所有し、グランクリュはアイ、ル・メニル、アヴィズに6.25ヘクタールを所有しています。(プルミエ・クリュはディズィ、キュミエール、トーキシェールに7.01ha)ランスの郊外テシィ地区には近代的な技術設備を開発。ガラス張りの建物に醸造タンクを設置しています。
ブドウ品種:シャルドネ60%(コート・デ・ブラン)ピノ・ノワール40%(モンターニュ・ド・ランス)
醸造:ステンレスタンク
瓶内熟成:約8年
ドザージュ:9g/L (遅いリリースほどドサージュは減っていきます)
一部、プルミエクリュも用いているためグランクリュ表記はありませんが、すべて自社畑のブドウです。シャルドネとピノ・ノワール、いずれにとっても素晴らしい傑出したヴィンテージにしかこのキュヴェは生まれません。
メゾンの才覚と厳しい品質基準を誇る代表作で、その奥深い複雑さと完璧なバランスには別格の趣があります。
繊細に輝く黄金の色合いと、トーストのニュアンスのロースト香やグリルの香りが広がります。
まろやかでコクのある口当たりと、タバコから黄色いエキゾチックフルーツへと変化するアロマには、しっかり熟成された重みと際立つみずみずしさを感じます。